第3回日本数式処理学会理論分科会研究会開催のご案内


日本数式処理学会理論分科会では,下記の研究会を開催いたしますので, ご案内申し上げます.

基礎理論分科会主催
九州大学産業技術数理研究センター後援
開催日2011 年 2 月 17日(木) 〜 18日(金)
場所新潟大学駅南キャンパス「ときめいと」
http://www1.niigata-u.ac.jp/tokimate/index.html

17日(木)
13:25
  〜
 13:30
挨拶
13:30
  〜
 15:20
招待講演
二乗和に基づく制御系解析および設計

市原裕之(明治大学理工学部)

アブストラクト
およそ 2000 年頃から,線形行列不等式の新しい使い方が提案された. すなわち,多項式が二乗項の和(二乗和)で書けることを線形行列不等式を解いて確認できることがわかった. また,この性質を使えば,多くの制御問題を解決に導く可能性があることも示された. 提案されてから約 10 年が経過し,計算機環境の充実に伴い,現実的な制御問題も解くことができるようになりつつある. しかしながら,実際に利用するために必要なソフトウェアの具体的な利用方法は,意外と正確には知られていない. 本講演では,具体的な計算をするために必要となる理論や技術について知ることを目的に,線形行列不等式と二乗和の基礎的な考え方を平易に述べることから始め,二乗和における数値的な計算の問題点などを指摘しながら,制御系解析および設計への可能性について述べる.


13:30  〜 14:20  二乗和に基づく制御系解析および設計 I --- 二乗和の基礎と具体的利用方法
14:30  〜 15:20  二乗和に基づく制御系解析および設計 II --- 二乗和の制御への応用

15:35
  〜
 16:15
最適化問題に対する QE アルゴリズムの適用
岩根秀直(株式会社富士通研究所)
16:15
  〜
 16:45
代数的手法を用いた線形系のH2モデル低次元化
○阿部 淳一(新潟大学大学院自然科学系研究科)、管野 政明(新潟大学工学部)
18:00
  〜
 
懇親会
18日(金)
9:30
  〜
  10:10
多倍長計算環境におけるブロックコンパニオン行列の固有値を用いたcyclic 8問題の解法
○中嶋信吾(京都大学工学部情報学科)、木村欣司(京都大学大学院情報学研究科)、中村佳正(京都大学大学院情報学研究科)
10:10
  〜
 10:50
密行列と疎行列のそれぞれの場合に特化した最小多項式の候補の並列計算について
木村欣司(京都大学大学院情報学研究科)
11:00
  〜
 11:40
多変数代数方程式の零点位置の判定アルゴリズム
兵頭礼子(株式会社アルファオメガ)、近藤祐史(香川高等専門学校)、村尾裕一(電気通信大学)、○齋藤友克(株式会社アルファオメガ)
11:40
  〜
 12:40

議論
日本数式処理学会理論分科会代表
屋並 仁史


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