日本数式処理学会ロゴ



学会設立当時から比べると,自然科学,工学,経済学などの分野で数式処理を利用した研究,教育はあたりまえ,自然なことになって来た状況の中で,日本数式処理学会はそのプレゼンスを示すために,様々な活動を行っています。そのような中,情報発信力の補助としても,公式ロゴの作成は意義あるものと考えられ,2018年6月に第14期の執行部が発足されたことを期に,日本数式処理学会の公式ロゴを作成しました。ロゴはロゴマークとロゴタイプの組み合わせを基本として統一的に運用し,学会のアイデンティティ確立を目指します。

1. ロゴマーク・ロゴタイプ

ロゴマーク
ロゴタイプ(日英)
ロゴタイプ(英語)

2. ロゴの由来

ロゴマークのグラフ

ロゴマークのグラフは仁木直人先生により考案され,従来から会誌『数式処理』にも使用されてきたものです。このグラフは以下の方針によりデザインされました。


  1. JSSACという文字だけのsimplifyされた構成とする
  2. JSSACの中心線が満たす代数方程式が存在する
  3. その代数方程式の \(0 \le y \le 1\) の解がJSSACと読める部分以外にない(もちろん,不等式条件の代わりに,スラック変数を導入して等式化した3変数代数方程式の解の\(x-y\)平面への正射影と考えても同じである)
  4. 各文字は,傾き・文字幅・カーブの形状などに,仮想的なフォントが存在するような,ある種の統一性を有している

これらを実現するため,各文字を単一の3次Bézier カーブで描くこととし,大まかな形を定めて,そのように描けるBézier カーブの探索を始めまた。その過程で,次のような事柄を加えた。

  1. Jの左端を原点とし,そこが代数方程式の特異点とすることにより,発端が特異(The origin is singular)というシャレを組み込む
    スラック変数を組み込むことが,特異点の解消(blow-up)になっている(未確認)ので,「新しい観点の導入が困難を克服する」との教訓を含んでいる(かもしれない)
  2. ある直径(実際には1/3)の円を中心曲線上を動かして図形を描くと,各文字が互いに接するように配置して,互いに密接に支え合う結束力を表現する
    一定直径の円を介して接するということは,中心曲線間の \(0 \le y \le 1\) での最小距離がほぼ一定であることを示し,線幅を変えた場合でも良い配置が保たれる
  3. 単一のBézier カーブで描くのは難しいため,当初はAを中線が入らない\(\Lambda\)のような形としていたが,実際にいろいろ描いてみても締まらないので,中に孤立した1点を両側のSとCを結ぶような位置に置くこととした
    このことで,苦し紛れとはいえ,様々な非凡な点がある(We have various singular points including the origin)を組み込む

この方針のもと定められた代数方程式とそれが描くグラフは以下のとおりです。

\( (27 x^3 + 108 x^2 y - 216 y^2 + 144 x y^2 + 64 y^3) (19338048 - 23723280 x - 558900 x^2 \\ - 3375 x^3 + 60432480 y + 26794800 x y + 330750 x^2 y - 185576400 y^2 - 10804500 x y^2 \\ + 117649000 y^3) (7980056 - 4943052 x - 119070 x^2 - 729 x^3 + 8721288 y + 5679720 x y \\ + 71442 x^2 y - 38321208 y^2 - 2333772 x y^2 + 25412184 y^3) (-423936 + 314880 x \\ - 57600 x^2 - 22080 y + 7200 x y - 3600 y^2 - 625 y^3) (7033 - 4980 x + 900 x^2 - 720 y \\ + 900 y^2) (16068422 - 4659165 x + 313200 x^2 - 54000 x^3 - 18241176 y + 3852000 x y \\ - 205200 x^2 y + 7915632 y^2 - 259920 x y^2 - 109744 y^3) = 0 \)

なお,現在は "C" に変更を加えており,それを元に学会ロゴマークを作成しています。

ロゴカラー

14期執行部発足時の会長による『数式処理』第25巻第1号巻頭言で,「原点に戻る」というキーワードが出されました。原点に「誠実」に向き合うという意味で,そのイメージカラーとして使われる青系をベースとし,一方で,学会活動も「活動的」に行うという想いを込め,そのイメージカラーとして使われる赤系を含む色の中から,ロゴカラーとして「瑠璃紺」を選びました。

CMYK: C89 / M54 / Y11 / K3
RGB: R35 / G76 / B142
HTMLカラ―: #006E4F

3. ロゴの使用について

  1. 利用規定
  2. データのダウンロード

webmaster@jssac.org
    Last modified: $Jssac: logo.html,v 1.1 2020/06/26 14:07:40 nakamura Exp $