2011年度一般社団法人 日本数式処理学会定時社員総会議事録
一般社団法人 日本数式処理学会2011年度定時社員総会を下記により開催した.
開催場所 | 東京理科大学 |
| 神楽坂キャンパス8号館4階 844教室 |
開催日時 | 2011年6月18日13時30分〜16時00分 |
議決権のある当法人社員(代表会員)総数 | 26名 |
総社員(総代表会員)の議決権の数 | 26個 |
出席社員(出席代表会員) |
齋藤友克,元吉文男,濱田龍義,関川浩,中川重和,白柳潔,
村尾裕一,野呂正行,竹島卓,佐藤洋祐 |
議決指示書提出社員 | 長坂耕作,高橋正,中村泰之,鈴木晃,
穴井宏和,四ツ谷晶二,近藤祐史,屋並仁史,澤田浩之,藤本光史 |
この議決権の総数 | 20個 |
一般会員の出席者 | 2名 |
出席理事 | 齋藤友克,村尾裕一,野呂正行,関川浩 |
出席監事 | 竹島卓,白柳潔 |
総会議長 | 齋藤友克 |
議事録作成者 | 齋藤友克 |
定足数の確認
総会開催に必要な社員(代表会員)の定足数は,
定款38条に定められた総社員(代表会員) 数26名の過半数であり,
本会の出席社員(代表会員)数は20名で定足数を満たしている事を確認した.
開会の宣言
一般社団法人 日本数式処理学会会長齋藤友克は,
定款37条により定時社員総会議長として午後1時30分総会の開会を宣言した.
なお定款33条3項により会員は,
総会に出席し意見を述べることができる旨付け加えた.
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- 総括報告
齋藤友克 会長
2010年度は,各種委員会の設置に手間取り初動が遅れたことをお詫びいたします.
そのため会誌等の発行が遅れております.
この遅れは2011年度中には取り返す予定です.
- 理事会議決
関川浩 総務理事
2010年度の理事会の議決は,総計11議決である.正式な議事録の公開は,
議決後に発行される学会誌「数式処理」に速やかに掲載している.
また,議事録の全文は,決定の直後に学会のWebページの議事録の項に
掲載している(但し,退会者の氏名は掲載せず会員番号のみの掲載である).
会員の入退会を除く2010年度の理事会の議決は,下記の9議決である.
また,一般社団法人に移行した関係で電子的投票は全理事の賛成と
監事の異議申し立てがないことが議決の要件になっている.
定時理事会は3ヶ月に1回の割合で開催した.
- 5月定期理事会
代表理事選定,会長,副会長選定
- 臨10001号
大会プログラム委員会,数式処理編集委員会,
Communications 編集委員会, 広報委員会,分科会運営委員会設置と委員長の任命.
第20回大会の9月開催,第21回大会を山口で開催する.
- 臨10002号
数式処理編集委員の選任,第19回数式処理学会大会奨励賞選考
- 臨10003号
広報委員の選任
- 9月定期理事会
大会プログラム委員の選任,分科会運営委員会改称,分科会運営委員長選任,
常任委員会設置規則改正,常任委員会に議席をもつ委員会の指定,
理事会選出常任委員選任,教育分科会運営委員選任,
Mathematica分科会運営委員選任
- 臨10005号
Mathematica運営委員の辞任と選任承認,協賛会員入会承認,
システム分科会の運営委員の選任承認
- 臨10006号
基礎理論分科会の運営委員の選任承認,Communications of the Japan Society
for Symbolic and Algebraic Computation編集委員の選任
- 12月定期理事会
基礎理論分科会開催,2010年度決算委託費の変更,2011年度記念大会行事
- 3月定期理事会
第20回大会,会費免除,第20記念大会行事
- 常任委員会議決
齋藤友克 会長
本年度の常任委員会としての議決はありません.理事会と常任委員会の
仕事の切り分けがうまくできていないことがその原因と考えられます.
2011年度にはこの問題に対処する予定です.
- 会員状況報告
2011年3月31日現在の会員総数は,407名である.
会員種別内訳は下記のようになっている.
会員種別 | 2011年3月末 | 2010年3月末 |
---|
正会員 | 365名 |
377名 |
学生会員 | 26名 |
29名 |
名誉会長 | 1名 |
1名 |
名誉会員 | 4名 |
4名 |
会費免除会員 | 8名 |
7名 |
賛助会員 | 3名 |
1名 |
総計 | 407名 |
419名 |
- 数式処理編集委員会報告
中川重和 数式処理編集委員長
2010年度学会誌の発行状況は,以下の通りである.
- 「数式処理」17巻1号 2010年 11月刊行 84ページ
- C.Jssac編集委員会報告
佐藤洋祐 C.Jssac編集委員長
投稿規程等も含め調整が必要であり,発行が大幅に遅れている.
英文論文誌に関しては2010年度中に発行の予定であったが諸般の事情により
数ヶ月発行が繰延されており2011年中程には発行の予定である.
- 日本数式処理学会第19回大会
中村泰之 大会プログラム委員長
第19回大会を,次の日時および場所で開催した.
日時 | 2010年6月11日(金) 〜 13日(日) |
場所 |
名古屋大学ベンチャービジネスラボラトリ・ベンチャーホール |
大会委員長 | 中村泰之 |
参加者数 | 36名 |
内容 | 一般講演(20件) |
- 奨励賞
関川浩 総務理事 奨励賞選考委員長
第19回数式処理学会大会の奨励賞審査結果を報告します.
大会2日目終了後,審査員5名により奨励賞の選考を行いました.
審査員は,中村,村尾,長坂,濱田,関川です.
審査員5名の評点に会場からの評点を1名分として加算した集計結果に基づいて
審議を行い,理事会に対して以下の提案を行うことを決定しました.
最優秀奨励賞, 奨励賞ともに該当なし.
- 広報委員会報告
近藤祐史 広報委員長
会員からの要望として,学会ホームページを日本語とともに英文ページとし,
海外への情報発信を行うことが要請された.
広報委員会は,この要請を検討し,学会ホームページの英文ページを作成
することを確認している.今後,具体的な作業日程を確認し,作業を行う予定である.
- サーバの稼働状況
従来と同じ状況で順調に稼動している.
アカウントを所有している人数は17名である.
各種委員会の運営用のメーリングリストは14個である
ML名 | 目的 |
---|
congress10 | 代表会員の議論ならびに議決のため |
director10 | 理事の議論ならびに理事会議決のため |
executive10 | 常任委員会の議論ならびに常任委員会議決のため |
bulletin10 | 編集委員会の議論ならびに議決のため |
cjssac10 | C.Jssac編集委員会の議論ならびに議決のため |
prog10 | 大会プログラム委員会の議論ならびに議決のため |
pr10 | 広報委員会の議論ならびに議決のため |
modulate10 | 分科会連絡委員会の議論ならびに議決のため |
education10 | 教育分科会の議論ならびに議決のため |
system10 | システム分科会の議論ならびに議決のため |
theory10 | 理論分科会の議論ならびに議決のため |
journal | 「数式処理」編集作業のため |
tech | webページ編集作業のため |
sty | jssac.sty 編集のため |
2010 年度は,サーバーへのアクセス数は461,882 件,
不正アクセス数は 62,645 件であった.
昨年度と比べ,アクセス件数では約6 万件増加し,
不正アクセスは約2.5 万件の増加となった.
- ドメイン名の維持・管理
毎年6月頃に更新が必要である.
諸処の事情により従来どおりに個人的なカード決裁を行っている.
- 学会誌掲載論文のオンライン化
第6巻以降の巻頭言,論文および解説のすべての全文をPDF形式で公開している.
これらの記事に対し,91,910件のアクセスがあった.この件数から,
相当な需要がありオンラインでの公開が重要な役割を担っていると考えられる.
- WEB ページへの公募情報の掲載
本サービスは,募集者からの事務局への依頼に基づき試験的に開始したものである.
これまでに 2 件の情報を掲載したが,今年度新たな掲載はなかった
- 基礎理論分科会活動報告
屋並仁史 基礎理論分科会運営委員長
第3回理論分科会を,次の日時および場所で開催した.
日時 | 2011年2月17日(木)〜 18日(金) |
場所 | 新潟大学駅南キャンパス |
参加者数 | 13名 |
内容 | 招待講演(1件),一般講演(5件) |
基礎理論分科会研究会は基礎理論分科会主催,
九州大学産業技術数理研究センター後援で,
前年度と同じく2月に新潟で開催された.
招待講演では市原裕之氏(明治大学)に二乗和と線形不等式の基礎
理論と制御問題への適用可能性についてご講演いただいた.一般講
演では前年度比1件減の5件の発表があった.
参加者数は前年度並みだった.2011年度の開催時期、開催場所は未定である.
- システム分科会活動報告
濱田龍義 分科会運営委員長
第3回システム分科会を,次の日時および場所で開催した.
日時 | 2011年1月22日(土)13:30〜23日(月)12:30 |
場所 | 福岡大学 理学部9号館943教室 |
参加者数 | 9名 |
内容 | 一般講演 7件 |
昨年度の研究会より小規模な開催とはなりましたが,
密度の濃い有意義な研究会となりました.
- 教育分科会活動報告
北本卓也 教育分科会運営委員長
研究会を年度末に開催する予定であったが,震災の影響により,
諸般の事情で年度内の開催を中止した.
来年度は今年度開催する予定であった研究会を勘案し,
2回もしくは、それらを統合する形態で研究会を企画する予定である.
- Mathematica分科会活動報告
松本茂樹 Mathematica分科会運営委員長
2010年度第1回,第2回Mathematica分科会を次の日時および場所で開催した.
- 2010年度第1回関西ワークショップ
日時 | 2010年10月23日(土)12時00分~18時00分 |
場所 | 兵庫県神戸市東灘区 甲南大学 岡本キャンパス |
参加人数 | 約30名 |
- 2010年度第2回関東ワークショップ
日時 | 2011年5月14日(土)10時00分~17時30分 |
| 当初は3月19日の開催を予定していたが,震災の影響で |
| 程変更を余儀なくされ、上記の実施となった.
|
場所 | 東邦大学習志野キャンパス |
参加人数 | 33名 |
各担当者によるの2010年度事業報告に対し質疑応答の結果,
全会一致で2010年度事業報告は承認された.
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関川浩 総務理事
- 収入の部
項 目 | 予 算 | 決 算 | 適 用 |
前年度繰越金 | 1,505,483 | 1,505,483 |
|
会 費 | 1,300,000 | 1,588,000 |
|
雑収入他 | 200,000 |
6,970 | 学会誌販売他 |
合 計 | 2,825,483 | 3,100,453 |
|
- 支出の部
項 目 | 細 目 | 予 算 | 決 算 |
金 額 |
大 会 費 用 | | 100,000 |
29,364 | |
分科会費用 | | 200,000 |
321,561 | |
---|
| システム分科会 | | |
42,473 |
---|
| 教育分科会 | | |
0 |
---|
| Mathematica分科会 | | |
230,000 |
---|
| 理論分科会 | | |
49,088 |
---|
数式処理発行費用 | | 900,000 |
234,231 | |
| 印刷費(Vol.17 No.1) | |
| 204,666 |
| 発送費(Vol.17 No.1) | |
| 29,565 |
C.Jssac発行費用 | | 300,000 |
0 | |
雑費用 | | 50,000 |
35,821 | |
| 通信費 | |
| 26,290 |
| 会議費 | |
| 6,803 |
| ドメイン登録料 | |
| 1,424 |
| 雑費 | |
| 1,304 |
運営諸経費 | | 250,000 |
186,000 | |
| 登記費用 | |
| 60,000 |
| 決算料 | |
| 126,000 |
租税公課 | | 53,000 |
53,000 | |
| 法人税 | |
| 500 |
| 法人都民税 | |
| 52,500 |
小 計 | | 1,853,000 |
859,977 | |
次年度繰越金 | | 972,483 |
2,240,476 | |
合 計 | | 2,825,483 |
3,100,453 | |
会費の請求は,郵送は302名であり納入件数は178件,賛助会員2件である.
- 監査報告
この会計報告に対し,監事の竹島卓・白柳潔より監査報告として
一般社団法人 日本数式処理学会監事竹島卓及び白柳潔は,
2010年度における一般社団法人日本数式処理学会の経理原票ならびに
会計帳簿を精査した結果,
会計処理が適正であることを一般社団法人日本数式処理学会
2011年度定時社員総会に報告する.
2010年度会計報告に対し質疑応答の結果,
全会一致で2010年度会計報告は承認された.
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齋藤友克 会長
- 事業計画概況
- 事業計画概況
2011年度は,20回記念大会の年です.
そのため定例事業とは別に「数式処理」のアーカイブを会員に配布する予定である.
また,2011年度に実施するかは不明であるが,
総合分科会の開催に関して検討を進める予定である.
- 定例事業計画
- 学術的会合
- 第20回大会
第20回大会は,神戸大学で開催する.(理事会 10004号)
日時 | 2011年9月9日(金)~ 11日(日) |
場所 | 神戸大学 |
大会委員長 | 野呂正行 |
- 分科会研究会
理論,システム,教育,Mathematicaの各分科会は独立もしくは協力して
1回以上の研究会を開催する.
- 学会誌発行
「数式処理」発行予定数はVol.17のNo.2,Vol.18のNo1,2の3冊とする.
巻 | 号 | 発行日 | 特集内容 |
---|
Vol.17 | No.2 | 2010年12月発行予定 |
第19回大会報告特集 |
Vol.18 | No.1 | 2011年7月発行予定 |
内容は未定 |
Vol.18 | No.2 | 2011年12月発行予定 |
第20回大会報告特集 |
- 論文誌発行
「Communications of the Japan Society for Symbolic and Algebraic
Computation」発行予定数はVol.1,2の2冊とする.
2011年度事業計画に対し質疑応答の結果,
全会一致により2011年度事業計画は承認された.
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関川浩 総務理事
- 収入の部
項 目 | 金 額 | 適 用 |
前年度繰越し金 | 2,240,476 | |
会費収入 | 1,450,000 | |
雑 収 入 | 20,000 | |
合 計 | 3,710,476 | |
- 支出の部
項 目 | 金 額 | 適 用 |
大 会 費 用 | 100,000 |
|
CD発行費用 | 200,000 |
|
分科会費用(4分科会) | 430,000 |
|
数式処理発行費用 | 1,350,000 |
Vol.17 (No.2),Vol.18(No.1,2) |
C.Jssac 発行費用 | 600,000 |
Vol.1,2 |
雑 費 用 | 50,000 |
通信費等 |
運営諸経費 | 250,000 |
|
租税公課 | 53,000 |
|
次年度繰越し | 677,476 |
|
合 計 | 3,710,476 |
|
次年度繰越金は当初1,310,476円と記載されていたが,
この数値は計算間違えによる誤植であることが判明したため677,476円に字句修正した
2011年度予算案に対し質疑応答の結果,全会一致で予算案は承認された.
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16時00分一般社団法人 日本数式処理学会議長齋藤友克は,
全ての議事が終了した旨確認し会議の閉会を宣言した.
2011年6月18日 |
一般社団法人 日本数式処理学会 |
2011年度定時社員総会 |
議長・代表理事 | 齋藤友克 | 印 |
理事 | 村尾裕一 | 印 |
理事 | 野呂正行 | 印 |
理事 | 関川浩 | 印 |
監事 | 竹島卓 | 印 |
監事 | 白柳潔 | 印 |
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webmaster@jssac.org
日本数式処理学会理事会
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