標記の通り,日本数式処理学会 第14期第3回 教育分科会のワークショップの開催とセッション/講演募集をご案内致します。皆様のご応募ならびにご参加,よろしくお願い致します。
2月23日(日) | ||
---|---|---|
13:00 - 14:20 | 【ハンズオン】Pythonでの記号計算の初歩(クラス含む) | |
14:30 - 15:50 | 【ハンズオン】Jupyterでのインタラクティブ操作の初歩 | |
16:00 - 17:00 | 【ハンズオン】Jupyterでの初等幾何教材の初歩 | |
2月24日(月) | ||
09:00 - 12:00 | 【一般セッション/一般講演】下記募集案内をご参照ください |
ハンズオンは次の環境を前提に行いますので,事前に環境を整えたパソコンをお持ちください。
※ Pythonの基本的な文法やJupyter Notebookの基本的な操作方法は,ハンズオンには含まれません。
教育分科会では,本ワークショップにおけるセッションで話題提供をして頂ける方,ないしは講演をして頂ける方を募集します。締切りは,ひとまず2019年12月25日とさせて頂きますが,十分なセッション/講演のご提案が集まった段階で募集を終了し,プログラムを公開する予定です。ご提案頂ける場合は,下記備考に記載の教育分科会運営委員会委員長までご連絡ください。
ご連絡頂きたい内容は,ご提供頂ける話題の概要となります。よろしくお願い致します。
なお,教育分科会の趣旨は,次のものになります。
教育分科会は,数式処理の教育への応用に関する研究に携わる会員間での交流 を促進し,その研究に関する議論を深め,以って,数式処理の研究を促進し普 及を図る活動を行っています。現在の活動は,年2回程度の研究会の開催です。 当分科会には,数式処理と教育という二分野の学際的な領域であることから, 実に様々な研究テーマが存在していますが,主なものをいくつか紹介します。
以上を含め,様々な形での数式処理の教育への応用に興味関心がある方々の 教育分科会開催の研究会へのご参加をお待ちしています。
- オンライン学習での数式処理
- 数学分野のオンライン学習(e-Learning)では,数式の提示,回答の入力,正 誤判定などの操作が必要となります。数式は自然言語と異なる体系であり,そ の処理には特別な仕組みが必要です。既存の数式処理ツールの活用による方法 や新たな手法の開発など,数式を扱うという観点からの研究が行われています。
- 数式処理ツールによる教材作成
- 数式処理ツールを用いることで,演習問題や模範解答の自動生成を行うことや, 動的な操作(マウス/タッチ操作やキーボード入力など)に応じたグラフ描画や 式変形を伴う教材作成が可能となります。初等から高等教育まで,そして様々 な分野における学習理論を踏まえ,多面的な研究が進められています。
- 数式処理の理論に基づく問題解法
- 中等数学教育で扱われる問題解法は,数式処理の理論に基づく解法とは大きく 異なっています。この違いを理解し認識することは,問題の数学的背景を深く 知る手助けとなるとともに,人間には容易いものの,計算機には難しい問題を 把握することにつながり,数式処理の理論の更なる研究へと誘います。
ご質問・ご要望は,教育分科会運営委員会委員長 長坂耕作(nagasaka@main.h.kobe-u.ac.jp)まで